どうやったら自分に自信が持てるようになるか?

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神保町駅近くの天ぷら屋「はちまき」の穴子入り天重

常に上には上がいて、学校も仕事も1位になった試しがなく、長年役立たずな目で見られて悔しく、悲しい気持ちを持ってきて、特定の仕事ができるようになりたいという気持ちで何度も這い上がる思いで働いてきました。

 

前職では這い上がって頑張るチャンスすら許されず(会社側が敗者復活のための計画をやる意思がなかった)、会社都合で辞めさせられたという過去がありますが、這い上がってでも回りを見返してやりたいって気持ちになぜかなりませんでした。会社側からの死刑宣告(退職勧告)を受けてしばらくの期間はさすがに毎日涙がこらえきれず、また役立たずな存在になってしまったと感じてました。

 

しばらく期間が経って、①頑張った先に嬉しいことがあると思えなかった、②何か実力が付くような仕事でもなかったので辞めても悔いはない、③「こういう人になってみたい」像になる人がいなかったから辞めても悔いはない、と冷静に思えるようになってきたのかもしれません。

 

そんな経験をしてきた敗者である自分がどう這い上がって次の道を進むか、これがなかなか難しく、またハズレくじを引いたみたいに①パワハラにあわないか、②メンタル疾患がさらに悪化しないか、③去年みたいに職場で倒れ掛かって親に心配かけないか、がどうしても気掛かりでなりません。

 

常に上には上がいて、仕事をバリバリこなせる優秀な人がたくさんいる世界においては、この15年半で経験してできるようになったことも、それはできたことにならず、職務経歴にならないと感じてしまい、自信持って頑張ってきたことが話せず、自分に何のスキルもないと思えてなりません。

 

今日は東京・神保町駅近くの天ぷら屋で天重を食べてた時に、天ぷら職人も長年天ぷらの作り方を修行して学んで、お客さんに自信を持って毎日揚げたての天ぷらを提供してきたわけで、たかが15年半の経験じゃまだまだ「丁稚」以上「番頭」未満、つまり「手代」あたりの存在に過ぎないんだろうなと思いました。

 

天ぷら修行の先にはお客さんの笑顔と「美味しい」の一言があるから、職人に自信が付いてくるもので、辞めずに頑張れるのだと。自分も「ありがとう」と言ってもらえたり、人が喜んでくれる顔を見たりすると、きっと自分に自信が付いてくるんだろうね。

 

ちなみに、この天ぷら屋は、江戸川乱歩の行き付けのお店で、江戸川乱歩のアイディアで穴子天&海老天を白ご飯の上に乗っけた天丼が世の中に誕生したと言われてるそうです。